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コムレケアはマラソンに有効か!?

このページの記事は
全て私個人の経験と感想であり、効果を保証するものではありません

ちょっと前からランナーの間で話題になっているコムレケア

足のつり(こむら返り)を改善するというお薬です。

足のつりはマラソン初心者ならレース中必ずと言っていいほど、襲ってくるものと思います。

私は特につりやすく、ゴルフのラウンド後半で必ずつります。
ちょっとした運動後にあぐらをかこうとしているとつります。
ギターの練習後に指がつります。

それぐらいつりやすく、以前なにかミネラル的なものが不足しているのかとか調べたりもしましたがそういうことが原因ではなさそうでした。
水分不足が原因らしかったです。

フルマラソン3回目ぐらいのときは6~7Kmぐらいでつり始めました。
起床直後は水を飲んだもののそれ以降あまり飲んでおらず、水分不足のまま相当時間が経過したのだと思います。

それ以降は小さなペットボトルを携行しスタートブロックに入ってからもちょびちょび飲む様にしています。

ただ、つりやすい事を自覚している為全エイドで飲みますし、中盤からは飲みすぎてしまいトイレが近くなり トイレの列に並びタイムロスというスパイラルにはまっていました。
レース後アプリで確認したら合計で30分以上トイレ待ちしていた事もあります。

また私の場合足の裏側(土踏まずの上辺り)がつり、伸ばそうとすると甲側もつってしまいます。右足のつりを治そうとして片足立ちになっていたら左足もつって尻もちをついたなんてこともあります。

そうしたわけで、つりが抑えられるならこんなに助かることはありません。
早速試すことにしました。

会社帰りに立ち寄ったドラッグストアにはコムレケアはありませんでしたが、類似品があったのでそれを購入しました。
要は「芍薬甘草湯(しゃくやくかんそうとう)」が有効成分らしいので、それが入っていればいいかってわけです。
買ったのはゼリータイプのやつです。ゼリータイプならマラソン中でも飲みやすいので最高です。

さて、つりが起こるメカニズムですがコムレケアの製造元である小林製薬のホームページによると、

足のつり(こむら返り)は筋肉が過剰に収縮してしまうことで、局所的に痛みが発生する現象です。

運動神経から筋肉に「収縮」する指令が伝わると、筋肉組織の細胞の中に
カルシウムイオン(Ca2+)が入り込み、細胞の外にカリウムイオン(K+)が流出します。

この流入と流出で電位に差がでることで筋繊維が興奮して筋肉が収縮します。
足のつり(こむら返り)は、何らかの原因で神経からの「収縮」の指令が過剰に伝えられることで
起こると考えられています。

ということらしいです。

運動神経が筋肉に収縮しろと命令する...
勝手なことすんなって感じです。
疲れとか過剰な負荷とかを原因と考えていましたが、過剰な神経伝達を遮断すればつりを防ぐことができるって事なんですね。 不思議。

そろそろ本題に入ります。

ウエストポーチには2本芍薬甘草湯ゼリーを入れ、エイドでの水分摂取はいつもより少なめで走りました。
27~35Kmでつり始めると思っていましたが、今回は20Km付近でつりそうな感じが出てきました。早速次のエイド手前でゼリーを飲み水も補給しました。

するとどうでしょう?
しばらくするとさっきのつりそうな感じは全く消えてなくなったのです。
そのままの調子で32~33Km位まで走れたのですが、再度さっきより強いつりの感覚が襲いました。今度はエイドを待たずすぐにゼリーを投入。
今度も知らないうちにまた、つりそうな感じはなくなりました。

はっきり言って芍薬甘草湯すごいです。
密かに自分の中ではオーバーペースで、35Km過ぎに酷い地獄が来ると思っていましたがそれは杞憂でした。
「完全につった」状態はゴールするまで皆無でした。
40Km過ぎにもう一回つりそうな感じが来ましたが、ゼリーがないのでエイドでの水分補給を多めにして凌ぎました。

おかげで自己ベスト更新 前回より40分も短縮できました!

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