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松山英樹選手は初メジャー制覇ならずも健闘の2位

2017年全米オープンが開催されました

松山英樹選手が出場した2017年の全米オープンはウィスコンシン州エリンのエリンヒルズ(パー72)で行われました。

日本勢は世界ランク4位で初メジャー獲得に挑む松山英樹選手をはじめ、谷原秀人選手、池田勇太選手、日本での予選会を勝ち抜いた宮里優作、小平智、今平周吾の計6選手が出場しました。

予選を通過したのは松山選手の他に宮里優作選手 小平智選手でした。

2日目の快進撃 7バーディノーボギー

松山選手は ツーオーバー82位でスタートした2日目に7バーディ、ノーボギーの「65」を記録し、通算5アンダーの8位タイに急浮上し、首位と2打差に迫って2年ぶりの決勝ラウンドに進みました。「65」は海外メジャーの自己ベストスコアを1打更新するというものでした。

これには宮里優作選手の父でコーチの優(まさる)氏のパットに関するアドバイスが、功を奏したと言われています。
大会初日のホールアウト後、あくまでも“求められれば助言することは厭わない”というスタイルの優氏、がパッティンググリーンで松山選手に助言したというものです。

さて、決勝ラウンドに入った3日目 2打差の8位タイからスタートした松山選手はは4バーディを奪うも、3ボギーを叩き「71」とスコアを1つ伸ばすにとどまりました。
これで通算6アンダーの14位タイに後退し、メジャー初優勝には首位との6打差を追いかけることになりました。

首位ケプカ選手と4打差の2位

迎えた最終日14位からスタートした松山選手は8バーディ、2ボギーとスコアを6つ伸ばす健闘を見せましたが、日本人初のメジャー制覇には一歩及ばず2位タイとなりました。

最終組の6組前から出た松山選手は、最初の1番(パー5)で10m/sを超える強風が上空を舞うというコンディションの中、バーディを奪い幸先いいスタートをきります。

また、4番ではグリーン左奥のカラーから13ヤードをパターで入れて2つ目のバーディー。
続く5番では約150ydのセカンドショットをピンに絡め連続でバーディを奪いました。
しかし6番のパー3でグリーンを外し2オン2パットのボギーを叩き、通算では2つ伸ばして前半を終えました。

首位と5打差で折り返したサンデーバックナイン。
11番、12番と3mのパットを連続でねじ込み2連続バーディー 二桁アンダーの10アンダーとなります。

さらにパー5の14番でもバーディーを奪取し、ここで首位との差はわずか2打。
最終18番(パー5)でもバーディをで締めくくり8バーディ、2ボギー、首位と1打差という猛追をしでホールアウトしました。
最終日は6アンダー通算で12アンダーの276打 アメリカのハーマン選手と2位タイでした。

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優勝したケプカ選手もサンデーバックナインの中盤からスコアを伸ばします。
前半アウトで3つ伸ばし、首位に立ってハーフを終えます。
10番で唯一のボギーを叩きますが、パー5の14番からの3連続バーディを奪い、最終日5アンダー 通算16アンダーの272打、松山選手やハーマン選手に4打差をつけての優勝でした。

感想

2日目と最終日のプレーを見ると、松山選手のメジャー制覇は時間の問題という気がします。
ショットの切れは世界でもトップレベルと言われています。
やや苦しんだパットも、長い距離を入れてくるシーンは何度もありました。
TV放送の解説をしていた丸山茂樹プロも言っていましたが、トラブルの範囲が狭いことも強みです。
きちんとリカバリーできる範囲でトラブルを収めていました。

日本人初のメジャー制覇をする松山選手が見れるかもしれない、次の全英オープンが楽しみです。

ちなみに他の日本人選手はというと
小平選手は最終日76で回り通算3オーバーで46位。
宮里優作は79の通算9オーバーで60位でした。

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